大和街道(古堤街道) 2 京橋駅付近
大和街道(古堤街道)は古くから鯰江川(2)沿いに通じていたのですが、後に片町から野田橋を渡らずに東へ直進し、寝屋川(古大和川)沿いに通る道も盛んになり、これも大和街道と呼ばれるようになりました。写真は片町(左)から見た大阪ビジネスパーク(OBP)です。合流している川は、左側が寝屋川(古大和川)(1)、右側は第2寝屋川(平野川・猫間川)、右端は大坂城の石垣です。
1929(昭和4)年の地形図を再掲します。現在の衛星写真地図と比較してご覧下さい。
その鯰江川(2)は埋め立てられて道路になりました。写真の道路はその鯰江川の跡です。ダイエー(13)の西側、京阪京橋駅(12)との間で、地図の(2)の番号の位置になり、かって荷揚場、また船溜りがあったと思われる川幅が広くなっていた所です(川の位置表示は厳密な考証でなくイメージです)。京街道、大和街道(3)は右の高架下付近を通っています。
道路はかっての鯰江川(2)で、そこに架かっている鐵道の橋梁(10)です。鐵道は明治28年に開業した梅田鐡道で、現在はJR大阪環状線。この上部はJR京橋駅(9)です。レンガと石造の橋脚は今は白い塗料が塗られていてちょっと残念です。
この橋梁へ塗装を施したプレートには「鯰江川橋梁」とありました。川は無くなってもその名前は残っています。道路は間違いなく鯰江川が流れていた跡です。
その北側の狭い道路、つまり鯰江川の土手道で大和街道(6)です。京街道から分岐した大和街道(古堤街道)が鐵道(JR京橋駅)の下を潜っています。こちらのプレートも「鯰江川橋梁」とありました。写真の奥が京阪京橋駅(12)方向です。
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