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2010年3月12日 (金)

ひこばえ

 

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京都 金剛能楽堂 大銀杏のひこばえ(携帯電話カメラで撮影)
2006.4.23 撮影:今駒清則
 
 

 今日は東大寺二月堂修二会の重要行事の「お水取り」と「籠松明」の日です。幸い暖かくなったのでお参りには良いでしょうが、近年この行事に人びとが殺到し、それで雑踏整理をしているため、遅くから出かけた人は「籠松明」が見える二月堂下まで行き着かないうちに「籠松明」が終わってしまい、その苦情があるので寺を始め関係者も困惑しています。「籠松明」は早くに二月堂へ行き、待ち続けるほかはないようです。
 (私のホームページのweb Gallery には「お水取り」を掲載しています。ご覧ください)

 鎌倉・鶴岡八幡宮の大銀杏がこの低気圧の雪風で倒れてしまいました毎日.jpニュース.pdf。由緒ある名物の大銀杏だけにとてもかわいそうです。弱っている老木ならは支える装置などで倒壊を防ぐような方法は取られていなかったのでしょうか。何時かは終わる生命ですが事故では残念なことです。いま必死の対応策が考えられているようですが、何とか再生してほしいものです。

 京都の金剛能楽堂の庭にも数百年を経た大銀杏があります。室町にあった能楽堂が2003年に移転する時、元公家屋敷にあった大銀杏を伐採しないで移植し能楽堂を新築しました。いま庭の奥に立っていますがそのため上部は失われています、しかし2006年の写真ではひこばえが出て順調に育っています。これから数百年もすると再び元のような鬱蒼とした銀杏に戻ることでしょう。能楽堂でこの大銀杏を見る時、いつもその姿を想像します。そして人間の時間の短さも痛感する時でもあります。

 

 

 

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