剥製になる旧東京中央郵便局
東京・丸の内 旧東京中央郵便局の時計 2008.9.16 撮影:今駒清則
東京・丸の内 旧東京中央郵便局の時計 2010.5.15 撮影:今駒清則
丸の内の東京駅の前にある東京中央郵便局(衛星写真地図)は再開発をして高層ビルに建替える計画があり、これに2009年2月、当時の鳩山邦夫総務相は建物に文化財価値があるので取壊しは「トキを焼き鳥にするもの」として見直しを求めました。また建築関係を始めとする諸団体から多数の反対意見がありましたが、結局鳩山総務相も「トキも剥製で残るような設計変更で再開発をする」ということに決着、その後も文化財として保存するよう要望が続きましたが取壊しは始められました。(バックナンバーの2009年3月4日の項も参照下さい。また衛星写真地図の衛星写真ではまだ建物全体が写っています。)
東京・丸の内 旧東京中央郵便局 2008.9.8 撮影:今駒清則
東京・丸の内 旧東京中央郵便局 2010.5.15 撮影:今駒清則
建築は1933(昭和8)年竣工、逓信省営繕課・吉田鉄郎の設計、地下1階・地上5階建・鉄骨鉄筋コンクリート造です。15日現在、建物は東京駅方面の前面2ブロック程度を残してほとんどを解体し、高層ビルの建築準備中です。
東京・丸の内 旧東京中央郵便局の南側 2010.5.15 撮影:今駒清則
建物南側の解体された跡は現在は空き地となり、残された部分は剥き出しになって断面が見えています。
東京・丸の内 旧東京中央郵便局の階段 2010.5.15 撮影:今駒清則
不思議な空間となった階段部分が見えました。
(別項 「こちらも剥製になる? 旧大阪中央郵便局」もご覧下さい)
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