« 6月1日 | トップページ | 2010 JPS展 東京都写真美術館 »

2010年6月 4日 (金)

EOS MOVIE とギャラリー巡り

 

100604018s

                        CANON FULL HD MOVEMENT2010のデモ キヤノンホールS
                        2010.6.4 撮影:今駒清則

 

 一昨年のキヤノン EOS 5D MarkII 発売直後からアメリカの広告関係がこの DSLR  (Digital Single Lens Reflex camera) でHD動画を制作するようになり、それが日本へ及び最近では現場でよく見るようになりました。ビデオカメラとしてはカメラの操作性がとても悪いにもかかわらず、今までのムービーカメラでは得られない画質が得られたためです。EOSの豊富な大口径レンズ群がもたらすシャロー(被写界深度が浅い)な画像、高感度で大きいセンサーがもたらした映像が魅力だったからです。このブレイクはメーカーもまったく予想外のことであったようですが、早速 「EOS MOVIE」 として対応し制作したテレビ放映やフェアーを催しています。
 品川のキヤノン S タワー 3階 キヤノンホール Sで 「キヤノン プロフェッショナルムービー体感会2010」 があり動向を知るためちょっと覗いてみました。開催趣旨は 「業務用デジタルビデオカメラXシリーズ、EOS MOVIE、放送用レンズという、キヤノンの最先端フルHDテクノロジー。その業務用ムービー機材のすべてが集う「キヤノン プロフェッショナルムービー体感会2010」を開催いたします。製品の展示や撮影体験デモンストレーション、スペシャルセミナーなど、映像の最先端が体感できるイベントが充実。最新の業務用デジタルビデオカメラXシリーズもいち早く体感できます。」 とあります。大阪でもこの6月22日(火)に同じく開催されるのですが、大阪では多分協賛出展するムービー関連機材社が少ないのではないかと思われたからです。会場でのセミナーは両方とも開催されますが内容は異なっています。時間の関係で聴講することはできませんでしたがこれは大阪のことにしましょう。
 その出展ビデオ関連システムはデジタル編集システム、撮影関連機材でしたが、スチルの世界ではスタジオ以外まず使うことが無いマットボックスや、最近流行の動きながら撮影してもスムースな映像が得られるカメラスタビライザー、フォローフォーカスシステムなどかなり DSLR 用の道具もありました (専門用語はこれが分るビデオ NarTube をご覧下さい)。このあたりの具体的な機材はとりあえず GIN-ICHI の 「デジタル一眼ムービー機材 (また新しい用語ができましたね)を見ていただくとして、今後の写真と映像の相互関係、特に iPad の発売でこの関係は各メディア間で交錯してさらなる展開が楽しみです。

 この後キヤノンギャラリーS で開催中の 「与田弘志写真展:Something In The Air」 と、オープンギャラリーの 「日本野鳥の会写真展:野鳥が誘う生物多様性の世界」 を見て東京都写真美術館へ。目的は 「侍と私 ポートレイトが語る初期写真」 のオリジナル古写真。幕末の歴史的有名人の肖像写真と、当時のあらゆる写真技法が大量に同時に見られることで期待していたものです。小さい原板やプリントを一点一点ゆっくり見ていたので次の予定までに見終われず展示の半分ほどを観たところで退出。(この項、後日に記事追加予定です)

 
 
 
 

| |

« 6月1日 | トップページ | 2010 JPS展 東京都写真美術館 »

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

美術・博物館」カテゴリの記事

東京」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: EOS MOVIE とギャラリー巡り:

« 6月1日 | トップページ | 2010 JPS展 東京都写真美術館 »