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2010年9月 5日 (日)

明治の奈良市 「ならまち」

 

Naramachi_mapion

奈良市・ならまちの100年前 Mapion地図 作成:今駒清則
 
 

 

 先月奈良市の「ならまち」のギャラリー「たちばな」で「微笑みの佛さま」の写真個展をしたので、「ならまち」にしばらく通いました。

 「ならまち」とは最近に名付けられたもので、奈良の古い町並みが続く奈良町の中心部を指しますが、今まで用事が無い限り行くことはありませんでした。写真展のおかげでで少し「ならまち」を歩いてみたのですが、なかなかの古い町並みです。一度ゆっくり歩いてみたいと思い、まずいつものように地図上に明治の地図を落とし込んでみました。どこまでも市街地化されている今、昔からの地域を知る簡単な方法です。

 現代地図はMapion、明治の地図は1908(明治41)年測量の大日本帝国陸地測量部地形図、約100年前のものです。結果、緑色に彩色した部分が明治の町並みの範囲です。掲載地図の北端は興福寺、南端がJR京終(きょうばて)駅。戦災を受けていないので「ならまち」の主な道筋は明治とまったく変わっていません。やすらぎの道など広い道路が一部に新しく通っていますが、それ以外のこの緑色の範囲なら昔からの町並みと道筋が保証されているわけです。(別項 大和/歴史の<明治の奈良市「きたまち」>も参照下さい) 

 
 
 
 

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