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2010年12月19日 (日)

冬の一日

 

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幻日 2010.12.19 9:58 撮影:今駒清則
 
 

 朝は薄雲が広がっていたので幻日が出るのではないかな、と思って見上げるとやはり微かですが幻日が現われていました。太陽の左右に疑似太陽が虹色を伴って現われる現象です。薄い筋雲が風に流されると幻日は消えてしまいました。

 
 
 

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金剛能楽堂庭の冬紅葉 2010.12.19 (携帯電話カメラ) 撮影:今駒清則
 
 

 午後は京都の金剛能楽堂へ。例年だと能の始まる前に全国高校駅伝の選手が金剛能楽堂前の烏丸通を走るのですが、今年は一週間遅い26日なので今日の烏丸通は静かなものです。
 金剛定期能は今年最終公演なので金剛宗家父子の熱演。「放下僧」金剛龍謹、「酢薑(すはじかみ)」茂山千五郎、茂、「紅葉狩」金剛永謹でした。「酢薑」の薑はショウガ(生姜、生薑)のこと。酢売りと薑売りの行商人が秀句(しゃれ)で張りあう物語。「紅葉狩」は戸隠の鬼女が上臈(じょうろう)になって紅葉狩の宴をしているところへ平維茂がさしかかり、宴に誘われてつい寝込むと鬼女が現われて襲われるのですが討取ってしまうというスペクタクルな能。能楽堂の庭に先月(11月29日の項参照)は見事な紅葉だったカエデが今は残り紅葉なので、能の方がちょっと時季遅れという選曲でしたが舞台は熱演。終曲はなかなかの見せ場がありました。

 
 

 

 

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