良い陽気なので
例によって午前中は美術・博物館巡り、今回は江戸東京博物館で開催中の「140年前の江戸城を撮った男 横山松三郎展」へ。江戸が明治に変わる頃に活躍した写真師。コロディオン湿板や鶏卵紙による展示で写真史では知られた写真が多いのですが、横山松三郎は相当な絵心があったようで、自筆の油絵や、「写真油絵」と称した油彩写真も展示されていました。当時の写真は引き伸ばしをしないために画質は細密ではあるもののモノクロームのため、写真帖やプリントの販売に当たっては彩色をした例も多く、その延長の工夫なのか横山は乳剤面の裏から油彩を施した独特の技法の写真も創作していました。単なる写真師でなく新進の気風に満ちた人物であったことがよくわかる展覧会です(3月6日まで開催)。
今日の東京は特に暖かく20度ほどもあり、コートを着ていると汗が出ます。それで気象庁は今日を春一番としました。江戸東京博物館の敷地にある休憩所ではこの暖かさでつい居眠りをしてしまった人も。
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