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2011年2月 2日 (水)

アーカイブ 粉末ジュースとダバス

 

  まったく忘れていたのに子どもの頃のことばを唐突に思い出し、それが何だったのか考えたり調べたりすることがあります。例えば「粉末ジュース」、今はポカリスエットやコーヒー、緑茶などに粉末のものがありますがジュースは見かけません。その「粉末ジュース」は戦後の子どもには実に甘露なものでした。黄色いオレンジジュースだったのか、また水色のソーダ味のものがあったのか記憶が曖昧ですが、コップに入れて水を加えればでき上がり、時には小袋の中に指を入れて舐めると濃厚な味でその独特の甘みを今も思い出します。あの甘みはクセの強い甘味で、チクロとかサッカリン、ズルチンだったようで、それらに食品への規制が始まった頃にはこれを卒業していて関心も無く、何時頃に世の中から無くなったのか分らないのでウイキペディアを見たら1970年頃に姿を消したようです。

 
 

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学校から帰ってポンツク(魚捕り) 1960年 豊田市矢作川 撮影:今駒清則
 
 

  ついでに「ダバス」も突然に思い出した一つです。これは大型黒色の二枚貝を三河地方では「ダバス」と言っていました。「ポンツク」と呼んでいた子どもたちの川遊びの魚捕りの時、魚以外に「ツボ」(タニシ)はよく捕れるのですが「ダバス」はなかなか見つからないので捕れたときはとても嬉しかったことを思い出しますが、さてあれはなんだったのか、これも調べてみたところ、どうも「イシガイ」のようです。「ツボ」は美味しいのでよく食べましたが「ダバス」は食べたのかどうかどうも思い出せません。

 「ポンツク」や川釣りは子どもの頃、夏には毎日やっていた楽しい遊びです。街から少し外れれば水田や小川があり、また矢作川もありました。家族があきれるほど毎日毎日魚捕りの各技法を試していたものです。写真は1960年に撮影した「ポンツク」の様子。

 

1960_15pontsuku_2

大物を捕った! 1960年 豊田市矢作川 撮影:今駒清則
 

 

 網(二手網? 呼び名は忘れました)で捕る素朴な「ポンツク」です。4、5人で遊んでいました。50年前の撮影ですからこの少年たちも今は還暦を迎えていることでしょう。それに今の子どもたちはこういう遊びをしているのでしょうか。学校や親が規制をしていなければ良いのですが。
 この三河を離れてもう半世紀が過ぎました。思い出そうにも時も距離も遥かなことでその手がかりすらありません。なにかご存知のことがあればどうぞお教え下さい。

 

 

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