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2011年3月26日 (土)

災害の記録


Nhk110311

2011.3.11 大地震時の14時台の NHK番組表

 

東北地方太平洋沖地震の最初の地震が起きた3月11日(金)14時46分時のテレビは、NHK総合とNHK BS2 は「国会中継」、NHK教育は「高校講座」、NHK BS hi は「篤姫」、NHK BS1 は「アメリカ・PBSニュースアワー」を放送中でしたが、「緊急地震速報(気象台)」の表示以後中断し、震災関連の中継報道になりました。そしてこれ以降は全ての定時番組を中止しました。



Nhk110312

2011.3.12 翌日の同時間帯の NHK番組表

 

上は翌12日の同時刻帯のNHK番組表ですが、全日NHKの放送が震災関連報道になり、これは3月19日(土)まで続きました。
 民放も同様に定時番組を打ち切り、震災中継になりましたが、特筆すべきはそれと同時に全てのCMも打ち切ったことです。CMの時間は「ACジャパン」(旧公共広告機構) のCMで埋めています。

 この中継報道を地震直後から災害資料記録として各局の録画を続けてきましたが、民放は中継報道の終了と共に、NHKは3月19日(土)に特別報道の終了で定時番組に戻ったのを機に連続記録を中止し、現在は定時ニュース番組を記録しています。今はまだ保存のみですが、時機を見て災害内容や報道内容について分析をしたいと思っています。

 ただ思うことは、阪神淡路大震災の時でも同様でしたが、中継を担当したスタジオのキャスターや現場ヘリの担当者の災害への知識が不足していて、重大な状況を眼前にしていても見落としたり、見当違いなことや些細なことにこだわり続けて大局の報道がなかったり、またヘリから中継している災害地点がわかっていないなど報道の原点を欠いていることがままあり、災害に強いキャスターやリポーターを育成してほしいものです。またこういった中継報道番組では画面内へ常時「日時」を表示すべきです。録画記録から時間計算はできますが画面内であれば一目で判別できるからです。「時」「所」「状況」の正確さは報道や記録に重要なことだからです。

 記録した連続録画記録の概要は以下の通りです。(注:地震発生は3月11日14時46分です)

NHK
3月11日14時48分~    3月19日12時45分    (7日21時間57分)

朝日放送系
3月11日14時57分~    3月14日21時30分    (3日6時間33分)

日本テレビ系
3月11日15時01分~    3月17日19時00分    (6日4時間)

フジ系
3月11日16時07分~    3月14日00時35分    (2日8時間28分)

TBS系
3月11日16時08分~    3月14日12時30分    (2日20時間22分)

BSジャパン
3月11日19時57分~    3月13日00時20分    (1日4時間23分)

各局巡回
3月11日14時57分~    3月11日18時04分    (3時間07分)

 

 

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