飛騨高山 2011 秋の高山祭
今年も秋の高山祭へ。友人宅に厚かましくも居候で祭を取材。幸い両日とも好天に恵まれました。
櫻山八幡宮の例大祭が秋の高山祭、八幡さまの前の記念道路にいつものように並んだ屋台の華麗な飾り物が陽光に煌めいていました。今年は記念道路の電柱がすべて撤去されたため背景がすっきりして素晴らしく見栄えが良くなりましたが、見物の人が特別に多くて身動きもできない程。春の山王祭の人出が少なかった反動と三連休のためでしょう。
夕方近くになると屋台に提灯をつけて宵祭の準備をします。暗くなっても明りを消している古い町の通りを屋台がゆっくりと通ると、提灯がゆらゆらと揺れ飾りがキラキラと輝いて風情が高まります。
古い町並みを巡行した屋台は安川通りへ並び、辻で獅子舞が奉納されます。通りの両側は提灯に照らされた屋台に酔いしれる人たちでいっぱいです。
飛騨地方の獅子舞は胴幕が独特です。それをデザインした絵馬が櫻山八幡宮に掲げられていました。今年5月に挙行された「飛騨の大まつり」(櫻山八幡宮式年大祭)に獅子連中から奉納されたものです。
二日間にわたって巡るご神幸に伴って、獅子は町内各戸へ獅子舞をくまなくあげて巡ります。家人は戸口に出てご神幸の八幡神や獅子を出迎えます。
夕刻にご神幸の列が八幡宮へ帰ると、境内で最後の闘鶏楽(カンカコ)と獅子舞を総出で奉納します。獅子は両日朝から町内を巡って舞い続けているのに、さらにこの時、境内でも延々と舞い続けるのです。よくそれだけの体力が続くものといつも感心しますが、それだけに舞の終りには熱烈な拍手が待っています。舞い終わって満足げな獅子連中の皆さんと、感動を貰った参拝客の喜びが爆発します。高山祭に行かれたらどうぞここまでご覧ください。
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