« 明けましておめでとうございます 2012年元旦 | トップページ | 霧氷の金剛山 »

2012年1月 1日 (日)

飛騨高山 神楽臺の龍

 

 飛騨高山の春祭り、山王神社の祭礼で高山町内から曳き出される屋台には龍の装飾がかなりあります。神楽臺、三番叟、龍神臺、石橋臺、琴高臺、麒麟臺、青龍臺、恵比須臺、大國臺に彫刻、五台山の見送り「雲龍昇天」などで、辰年にちなんでその屋台の一つ、「神楽臺」の龍を見てみましょう。

 
 

1104150725

飛騨高山の屋台「神楽臺」 2010.4.15 撮影:今駒清則
 
 

 祭りで常に先頭にたつ神楽臺は文化年間と嘉永7年の改修で現在の形になりました。上段に大太鼓がある特徴的な屋台です。中段は四面に御簾が掛かり勾欄には龍の彫刻、下段は獅子の彫刻、車は四輪の御所車で、雅やかな外観の中で名工・谷口与鹿の雄渾な彫刻が光を放っています。

 
 

1104150647

飛騨高山の屋台「神楽臺」前面の中・下段 谷口与鹿作の彫刻 2010.4.15 撮影:今駒清則
 
 

 屋台前面の彫刻、中段の勾欄に1頭の龍が巻き付いています。下段には獅子が2頭。

 
 

1104150655

飛騨高山の屋台「神楽臺」前面の龍 谷口与鹿作 2010.4.15 撮影:今駒清則
 
 

 前面の龍の彫刻です。身体の長い龍なので頭部のみ掲載します。

 
 

1104150714

飛騨高山の屋台「神楽臺」の側面 2010.4.15 撮影:今駒清則
 
 

 神楽臺の側面は車輪の上に龍と獅子がそれぞれ配置されてシンメトリーな構成になっています。従って中段の勾欄に2頭の龍が、車輪にも2頭の獅子が絡んでいます。

 
 

1104150676670_2

飛騨高山の屋台「神楽臺」側面中段の龍 谷口与鹿作 2010.4.15 撮影:今駒清則

1104150703694_2

飛騨高山の屋台「神楽臺」側面中段の龍 谷口与鹿作 2010.4.15 撮影:今駒清則
 
 

 側面の龍の頭部です。それぞれ一対になっています。今年は辰年で龍を紹介できたのですが、下段の獅子も素晴らしい作なので紹介したいのですが、獅子年というのは無いので、またいずれ何かの項で紹介します。

 

 

 

 

------------------------------------------------------------
オフィシャルサイト
今駒清則のお知らせホームページ

------------------------------------------------------------
このブログにあるすべての写真と文には著作権や肖像権があります。無断転載をお断りします。
All photos and writings on this site, there are copyright and portrait rights.
Use without permission is forbidden.

 

 

 

| |

« 明けましておめでとうございます 2012年元旦 | トップページ | 霧氷の金剛山 »

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

季節」カテゴリの記事

飛騨」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 飛騨高山 神楽臺の龍:

« 明けましておめでとうございます 2012年元旦 | トップページ | 霧氷の金剛山 »