吉良邸 月明の夜討ち
Snowscape of Kira's house trace, 3 Ryogoku, Tokyo. Photo: KOMMA Kiyonori
昨日の雪がまだ屋根や道に残っているので両国3丁目の吉良邸跡を赤穂浪士討ち入りイメージ風景で撮影。討ち入りは元禄15年12月14日未明、江戸は13日に雪が降ったので夜討ちの時は残雪があり月明だったようです。今の新暦では1703年1月31日午前4時頃になります。(写真はホワイトバランス(色温度)と彩度の変更をして夜のイメージに撮影したもの)
Kira traces of House, Inside of Honjo-matsuzaka park, 3 Ryogoku, Tokyo
Photo: KOMMA Kiyonori
殿中刃傷事件後の1701(元禄14)年に吉良上野介義央が川向こうの、回向院東隣のここ本所松坂町へ上屋敷を屋敷替えさせられたのですから吉良家にも懲罰的な意味があったのでしょうが、そこへ赤穂浪士が主君の仇討ちを果たしたということで江戸っ子の共感を呼び、「忠臣蔵」として脚色されて今も人気の歴史事件の現場です。
吉良邸の跡はほんのわずかな部分ですが旧町名を残した本所松坂町公園(衛星写真地図)として旧地の中に残されています。吉良の首洗い井戸と伝える井戸、吉良邸建設以前からあって吉良邸内に祀られた松坂稲荷、吉良公の追慕碑、吉良家家臣二十士の碑、それに最近設置されたのでしょうか吉良公の彫像などが公園内にあります。また町内会のご尽力で公園の保存や周辺のゆかりの地には歴史を伝える案内看板が設置されています。
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