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2013年5月18日 (土)

奈良 薪御能 2013

  

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薪御能 2013 「咒師走りの儀」の「翁」金春穂高ほか 春日大社舞殿 2013.5.17  撮影:今駒清則(認可撮影)
"Takigionoh 2013", "Okina" Performers KONPARU Hotaka, Kasuga Shrine.  Photo: KOMMA Kiyonori

  

 奈良の「薪御能」が5月17日(金)、18日(土) に催されました。春日大社では初日の朝、舞殿で「咒師(しゅし)走りの儀」の「翁 十二月往来(じゅうにつきのおうらい)」が奉納され、二日目は春日若宮拝ノ舎の「御社上り(みやしろあがり)の儀」で「猩々」が舞われました。

  

  

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薪御能 2013 「南大門の儀」の能「竹生島」金剛永謹 2013.5.17  撮影:今駒清則(認可撮影)
"Takigionoh 2013", "Chikubushima" Performers KONGO Hisanori, Kofuku-ji.  Photo: KOMMA Kiyonori

  
  
 午後は興福寺南大門跡での演能。南大門跡の調査と整備のため、ここ数年少し離れた奈良公園・登大路園地(旧興福寺境内、奈良県庁前)で催されていましたが、整備されたので今年から元の所に戻っての演能です。
  土盛りだった南大門基壇は石積になり、門前の樹木が伐採されたので広々とした感じになりました。国宝五重塔もよく見通せます(地裏から撮影した写真の左側が南大門基壇、右が五重塔)。
  
  
  

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薪御能 2013 「南大門の儀」の狂言「棒縛」茂山七五三ほか 2013.5.18  撮影:今駒清則(認可撮影)
"Takigionoh 2013", "Bohshibari" Performers SHIGEYAMA Shime, Kofuku-ji.  Photo: KOMMA Kiyonori

  
 
 南大門基壇の上からは舞台正面で観能できます。ここの石敷きは日中とても暑いのですが、午後5時30分の開演ですので差し障りはありません。またいつも夜になると寒くて困るのですが、今年は温暖に過ぎたのはなによりでした。ただ今年からあの大きな薪の篝火が無くなって釣篝篭に変わり、薪の炎が貧弱になってしまったのは残念なことです。       

 今年の「薪御能」の演目と主な演者は
      一日目 5月17日(金)
       「咒師走りの儀」 金春流「翁」金春穂高ほか
       「南大門の儀」 金剛流「竹生島」金剛永謹、大蔵流「飛越」茂山千三郎ほか、
              金春流「熊坂」金春安明
      二日目 5月18日(土)
       「御社上りの儀」 金春流「猩々」金春欣三
       「南大門の儀」 観世流「巴」観世喜之、大蔵流「棒縛」茂山七五三ほか、
              宝生流「阿漕」辰巳満次郎
       

 なお「薪御能」の写真・ビデオ撮影には主催者と演者の許可が必要です。掲載の写真は許可を得て撮影しています。

 

 

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