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2014年2月 8日 (土)

ソチ冬季五輪のアリーナ・カバエワ

  

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アリーナ・カバエワ 新体操世界選手権大阪大会 1999  撮影:今駒清則
Alina Maratovna Kabaeva, Rhythmic Gymnastics World Championships in Osaka.
Photo : KOMMA Kiyonori
  
  

2014年2月8日
 ロシア・ソチで冬季オリンピックが始りました。冬の競技が大好きなのでTV中継が楽しみです。
 夜中に開会式の中継、注目の聖火ランナーはマリア・シャラポワ(テニス)からエレーナ・イシンバエワ(棒高跳び)、アレクサンドル・カレリン(レスリング)、アリーナ・カバエワ(新体操)と渡り、イリーナ・ロドニナ(フィギュアスケート)とウラディスラフ・トレティアク(アイスホッケー)が聖火台に点火をしました。

 これらの中で今まで撮影したことのある選手はジュニア時代のシャラポワと、世界選手権デビューのカバエワです。シャラポワは最近でもテニス中継でよく見ますが、カバエワは実に14年ぶりにこのTV中継で拝見。現在はプーチン・ロシア連邦大統領お気に入りの統一ロシア党の国会議員とのことです。

 それは1999年の新体操世界選手権・大阪大会の取材で新進の選手だったカバエワらの撮影でした。この大会は当時16歳だったカバエワが驚異的なアクロバティック演技により、優雅で芸術的な新体操女王のエレーナ・ビトリチェンコ(ウクライナ)を退けて優勝、これにより新体操競技の方向が大きく変化した大会でした。私としてはビトリチェンコのいかにも舞台で舞うような演技が好ましいと思っていましたが、サーカス的な若手選手たちの得点が伸び、ビトリチェンコの涙が印象的でした。また記者会見で見たカバエワの四肢が激しい練習でできたであろうアザだらけで痛々しく、この世界選手権大会がいかに熾烈な大会だったかがわかります。
 予選から決勝まで3日間撮影し続けて百本を超えるカラーフィルムを撮影。後で写真の選択に苦労したことも思い出しました。フィルムでの撮影は丁度この年までで、翌年以後はデジタルカメラだけにしましたので私にとってもエポックのある仕事でした。

 

 

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