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2016年5月27日 (金)

広島 原爆供養塔

  

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「原爆供養塔」説明板 広島市 2015.8.6  撮影:今駒清則
Description plate of "Atomic bomb memorial mound", Hiroshima city. Photo:KOMMA Kiyonori
  
  

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「原爆供養塔」説明板 広島市 2015.8.6  撮影:今駒清則
Description plate of "Atomic bomb memorial mound", Hiroshima city. Photo:KOMMA Kiyonori
  
  

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「原爆供養塔」 広島市 2015.8.6  撮影:今駒清則
"Atomic bomb memorial mound", Hiroshima city. Photo:KOMMA Kiyonori
  
  

2016年5月27日
 オバマ米大統領が広島・平和記念公園の「原爆死没者慰霊碑」に献花し、コメントを発しました。内容的には不満足な部分を感じましたが、困難な壁を乗越えた第一歩ととらえれば被爆71年目の歴史的な日でした。

 その「原爆死没者慰霊碑」から北へ200mの所に石塔を頂いた塚があります。「原爆供養塔」で、原爆で亡くなられた犠牲者のおよそ半数、約7万柱の無縁の方々の遺骨が納骨埋葬されています。ですから実際は名称の「供養塔」では無くて「無縁墓」なのです。その無縁の、つまり身元が分らない方々の、その数の多さにこの原爆被害の凄惨さがよくわかります。

 平和記念公園を訪れる方の多くは「原爆死没者慰霊碑」を参拝されますが、この「原爆供養塔」まで来られる方は少数です。ですが月命日の供養や、8月6日の原爆忌には神道、キリスト教、仏教の宗教関係者で「原爆死没者慰霊行事」が早朝から執り行われています。

 2015年8月6日に参拝した時、「供養塔」に供えられた花束に添えた青い紙のメッセージが置いてありました。一部読みとれず、意味が分らないところもありますが、そのままに転載します。

今日は暑いと言いません。
だって たった35°Cだもの。
あの日、三千度で、一瞬で、焼き尽くされ
たんだもの
祖母は奉祉に出て、被爆、前を
歩いて来たのに、祖母と父は、認識出来なかった。
親子三人、いろんな所に、参拝の旅に出、一週間
後に亡なった。15才の父の時が止まった。とうろうをおいか
けた四十五才の○○○○るで 少年だった。
この花は○○○○○れてます。少しだけ水をあげて下さい。
あの日 亡くなられた 多くの人を思いながら  合掌
 <参拝者氏名列記>

 米大統領の次の参拝時には、ぜひここに来て死者と向きあって頂きたいと願っています。

 

 

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